10月はこの数年、
緊張する月でした。
なぜなら
10月中旬に
24時間以上歩き続ける
100kmウォークが
開催される月だからです。
思えば3年前の
2016年、
余裕だろうと
気軽にエントリーして
始まった100kmウォーク。
完歩できると思っているので
余裕の表情です。
しかし、
50キロ当たり(12時間経過)で
足裏に違和感あり
数多くの肉刺(マメ)が・・・
痛い。(´;ω;`)
「痛くて足が動かない。」
なんて、
根性無い奴の
言い訳だ!
と思っていましたが
本当に、足が動かない・・・
という事が起こるんだと。
(18時間くらい歩き続けた結果)
根性で歩こうと
進んでいきましたが
70kmのチェックポイントで
リタイヤ。
肉刺(マメ)対策を
ほとんど実施していない
情報戦で負けてました・・。
スタート以前の問題です。
肉刺対策して
2年目の挑戦。
残念ながら天気は雨・・・
雨の100kmは初体験。
靴の浸水対策も
ネットで調べた
ビニールをかぶせて
輪ゴムで固定!
という方法で
蒸れずに
違和感なく
大丈夫という事で
気分は、完歩できる自信満々。
クライアントの社長も参加と
大人数で15キロくらいの地点で
パシャっと。
まだこの頃は
完歩できると・・・
靴への浸水が
肉刺(マメ)を促進してしまうので
なんとか防ぎたい・・・
と思っていたけど
20キロ地点で
ビニールの効果も弱く
ビショビショに。
50キロ地点
やはり、肉刺(マメ)が
足裏に出来てきました。
肉刺の痛さ
雨の中の100kmウォーク
舐めてました・・・
同じく
70キロチェックポイントで
無念のリタイヤ。。。
雨さえ降らなけらば・・・・
という事で
3回目の挑戦。
一緒に参加した
クライアントスタッフさん。
この時点で
当然完歩できると思っているので
笑顔です。
自分のペースを大事にしようと
クライアントスタッフたちも、
僕もバラバラに。
10キロの時点で全員
分散。
今回は
肉刺(マメ)対策に
上記のようなアイテムを付けているので
かなり万全で、
多少天気が崩れると
予報がありましたが
も
100均だけど準備していたので
今回こそは
100kmウォーカーだ!
と思っていました。
まず、
肉刺(マメ)対策の
シリコンのやつ・・・
途中で
いつもとは違う
足の痛みが出てきました・・・
しかも
足裏にいつもと違う
アイテムがある事を
身体がカバーして
歩いていたのが
股関節も
痛くなりました。
これはまずいと
外す。
靴カバー。
少し雨が降る場面が
あったけど
使うまでもない感じなので
出番はなかったが、
一緒に参加した
メンバーは
使用して
数キロ歩いたら
穴が空いて
ダメだったと・・・・
雲行きが怪しい
3回目の挑戦・・・
50キロ地点で
股関節の痛みがピークに。
陣痛剤を飲んで
対策を続けるも
70キロチェックポイントで
リタイヤ。。。
ゴールが遠い。
しかし、
もし雨が降らずに
肉刺(マメ)対策も
違う方法だったら・・・
と、
どうしても諦めきれず
4回目の挑戦の
2019年10月26日。
初日も二日目も
天気予報では晴れ。
体調も万全。
肉刺(マメ)対策は
靴下3回履き替え(25km×4)。
60分歩いて
10分休憩
×
24セット作戦。
歩きながら
聞く音声は
・中田敦彦のYoutube大学
・ホリエモン
・ネクストリーダーポストキャット
・ダイレクト出版
・すべらない話シリーズ
モバイルバッテリーは
4回満タン分。
何も言い訳出来ない状態で
4回目の挑戦。
・スタートから30km
1時間に10分の休憩を入れながら
順調に進んでいきました。
一回目の休憩の
60分経過時点は
まだ休憩する人が少ないので
実はちょっぴり
恥ずかしい。
けど、
ビニールシートを広げて
寝転んで
ストレッチをしました。
絶対に完歩する為に
自分のペースを崩さない。
50kmの練習の時も
60分に一回の休憩が
とても良いペース配分だったので。
約30kmの最初の
チェックポイント。
靴下を履き替えて
足を良くマッサージ。
全然痛くない。
疲れも少ない!
これはいけるぞ!
テンションが上がる。
・30km~50km
40キロ地点の
ラグーナチェックポイント。
スタートから9時間経過で通過。
さすがに疲れもある。
ただ、この時点で
足の小指に肉刺(マメ)が!!
ハサミで小さな穴をあけて
水ぶくれの水を抜く。
やばい。
けど、これは想定内。
痛いのは最初だけで
あとは感覚がマヒしていくはず。
小指がつぶれても
軸の4本があるので大丈夫!
と、自分に言い聞かせながら
歩き続ける。
50キロのチェックポイント。
開始から13時間くらい経過。
夜21時。
さすがに疲労感もあるが
やっと半分。
靴下の交換です。
・50キロ~70キロ
このゾーンが重要。
過去3回は
60キロの地点で
限界だけど、気合で残り10キロ歩く感じ。
60キロチェックポイント付近で
地元の友達がお応援に来てくれました。
友達に会うと
元気をもらえます。(^^)
スタートからこの時点で15時間
ほぼ誰とも会話せず
黙々と歩いていたので。
大会ルールは禁止だけど
2キロくらい
一緒に歩いてくれました。
60キロチェックポイント。
いつもは
ここで、限界だけど
今回は全然いける!
足は痛いけど、
気持が全然負けていない。
いつもなら
ヒーヒー言いながら
70キロ地点を目指すけど
今回は、ペースを乱さず
1時間4キロで
70キロ地点へ。
70キロチェックポイントでは
あえて休憩せず、
スルー通過。
いつもリタイアしてしまう場所に
入ってはいけない気がしました。
・70キロから80キロ
70キロを通過して
過去最高記録を更新している自分に感動。
ゴールはもうすぐだ!
しかし、ここからが
地獄だった・・・・・
70キロ通過したら
ゴールはすぐだと思っていたけど
冷静に考えると
30キロを歩くには
7時間から8時間必要である。
これは
「すぐ」
とは言わない。
時刻も
夜中の3時。
車の通りは少ないけど
夜中なので、スピードが速い車が
バンバンと通過していく。
ガードレールがあるとは言え
歩道が狭い道はかなり怖い。
そんな中、
睡魔が襲ってくる。
今までに体感した事ない疲れと
そこへの睡魔なので
体験した事ない
強烈な睡魔でした。
足は疲れ
足の裏は痺れて
感覚がない。
本来ならば
75キロ地点で
靴下を交換したいけど
靴下を脱いだら
見たくない部分の
肉刺(マメ)に気付いて
痛みを感じそうだったので
あえて
脱がない!
という作戦にしました。
足首からしたは
石膏ボードにハマって
固まっているという感覚です。
止まると、
次の動きだしが辛いので
とにかく止まりたくない。
すでにこの時点で
気力で歩く。
これが
自分が求めたいた
究極の自分との闘い!
本当に
自分の気力との闘いです。
何度か
記録を更新したから
もうリタイヤしてもいいかも?
良くやったんじゃないか?
また来年もある・・・・
自分の弱さの
ささやきがありました。
睡魔が襲ってきても
足は動き続けて
上半身が勝手に寝る・・・
フラついて
起きる
しかも隣で
トラックがバンバン走ってる。
とても危険で
どこかスペースがあれば
ビニールシート広げて
10分で良いの仮眠をしようと・・・
そう思いながらも
ウトウトを繰り返して
この75キロから80キロあたりは記憶があまりない。
そんな中、
ちょっとしたスペースがあったので
ビニールシート広げて
ちょっと仮眠だ!
と準備をしていたら
後続のウォーカーさんたちも
「ここで私も休む!」
「ちょっと寝る」
「俺、タイマーかけるわ」
と、数人が休憩に。
皆同じか・・・・
と、僕もタイマーセットして
一瞬で寝て、
タイマーで起きて
歩き出す。
足は痛いです。
休憩後の
歩き出しは
特に痛い。
けど、気合です。
少し寝たせいか
眠気もなく
足取りは気持ち軽い・・・・
と思っても
1時間歩くと
また睡魔が襲ってきます。
次は、
80キロ地点の
コンビニで
寝ようと思って
辿り着くと・・・
すでに
何人も駐車場で寝てた。(^^)
僕も
いつもシートを敷いて
今回は15分の睡眠。
80キロから100キロへ
睡眠休憩を終えて歩きだすと
もうゴールまで20キロを切っています。
こうなると、
ゴールする事しか考えず
リタイヤのささやきはなくなります。
明るくなってきた頃
応援電話を
クライアントのスタッフと社長がくれました。
共に100キロを完歩している強者です。
「あと少し、頑張れ!」
この言葉をもらうだけで
本当にパワーが出ます。
90キロ地点まで順調に行けました。
そして、
あと10キロ
ここからは、
あと約3時間弱で
自分の100キロウォークとの闘いが
これでひと段落するんだと
この4回のチャレンジを
思い返していました。
準備をして、
トレーニングをして
対策をすれば
出来ない事は無い。
それは仕事も同じなんだろうと・・・・
そして、
支えてくれる仲間がいる事が
どれだけ心強いのかと。
最後のチェックポイントに
到着しました。
あと、3.3キロです。
約50分でゴール。
スタートから
26時間経過しています。
辛さより
充実感。
遂にやり切ったと・・
ゴールの旅館が見えてきました。
いつも、白黒の景色だったゴール。
ついに
ゴーーール!!
長かった。
けど、この挑戦は一生の財産。
自分の究極の戦いは
今後の人生の中でもあと何回かあるのだと思うけど
この100kmを完歩していれば、クリアできる!
と自信になります。
あとは、
リタイヤした事を毎年発表する事は
恥ずかしかったけど(特に初年度)
この自分の弱さを見せる
という事の大切さも実感しました。
弱さを見せる事で
SNSの発信も出来るようになり、
僕のプライベートも
SNSを通じて知って頂き
クライアントの社長やスタッフさん達とも
距離感が近くなった
という副産物もありました。
大きな挑戦ほど
大きく自分を変えてくれます。
次の自分との闘いは
ハーフマラソン!
タイムという数値がでる勝負事。
楽しみです。
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